古くから整備された下水道施設については老朽化が進行しており、施設の改築更新を推進していく必要があるが、財源確保が課題となっています。このことから、ライフサイクルコスト低減を図るための「下水道長寿命化支援制度」が創設され、改築事業で支援を受ける際には長寿命化計画実施が必須となっています。
弊社では、雨水ポンプ場の機械電気設備に対して以下の①~④の検討を行い、長寿命化計画を策定しました。
①設備の経過年数・劣化具合の調査
②調査結果を元にした現況健全度評価
③将来健全度予測
④更新と長寿命化シナリオのライフサイクルコスト(LCC)比較
当雨水ポンプ場は昭和45年に運転開始を始めた雨水ポンプ場であり、雨水排水処理施設として重要な位置付けとなっています。本施設は供用開始から約45年が経過しており、定期的な日常点検や修繕を適宜実施してきましたが、主要部分の経年的な劣化が認められていました。
実績年度 | 業務件名 | 発注者 |
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2012年 | 湖南中部処理区他ポンプ場長寿命化計画策定業務委託 | 滋賀県湖南中部流域下水道事務所 |
2011年 | 多賀城市中央雨水ポンプ場長寿命化計画策定業務委託 | 宮城県多賀城市 |